ATコラム

2024.11.22

IT

業務をデジタイズするときに思うのは②

最近、ノーコードツールによる市民開発という単語を目にする機会が多くなっていると思います。
従来はエンドユーザコンピューティング(EUC)という単語もあり、かさなる点もあるのですが、
根本的に異なるのは、EUCがおもに個人的あるいは少人数でのデータ操作と活用であったのに対して、
市民開発ではこれまで情シス部門とITベンダーが担ってきたようなことを一気にエンドユーザが行い、
それが部門全体であったり全社的に使われる「システム」を作っていくという点です。

 

システム開発の流れを概観すると

・課題整理とその解決策を模索する「コンサルティングフェーズ」
・解決策としてのシステムで何の作業ができなければならないかを決める「要件定義フェーズ」
・システムに求められる必要機能を洗い出す「外部設計フェーズ」
・そして実際に実装を進める「詳細設計」と「プログラミング」

という各フェーズになります。

こうした各作業を市民開発ではエンドユーザ自身が試行錯誤しながらでも行っていくことになります。

 

まさにそうした場面に遭遇されて、結局外部業者やIT部門にすべて依存する形に戻ってしまったり、
そもそもデジタイズをあきらめてしまい、想定していた投資目的を達成できないケースも

多々あるかと思います。
そうした場合、上記のフェーズと実装のサポートを支援してくれる伴走型サービスを利用することによって、
デジタイズを成功に導けるケースが昨今みられていると感じています。

 

こうした伴走サービスを実施しているITコンサルティング会社も増えてきていますので、自分たちに
みあったサービスを展開している企業を探してみると良いかもしれません。