ATerコラムサンプル

2025.04.22

FA

ネジの緩み止め接着剤

機械設計において、振動などの環境を考慮すると、ネジの緩み止めが必要なケースが出てきます。液状の接着材(一例=商品名:ロックタイト)が緩み止めに良く使われますが、この接着材の強度には色々と種類があるので、図面に「接着材(商品名)塗布」と指示するだけでは「どの強度の接着材を塗れば良いか分からない」という事になります。ロックタイトを例に取ると、強度は番号によっておおよそ3段階に分かれ、目安としては、強=将来ネジを外す事がない場合、中=加熱してネジを外す場合、低=レンチでネジを外したい場合、となっています。図面には、接着剤の商品名を記載するだけでは足らず、その種類を表す番号や記号が必要となります。