ライトコースのkintoneの小アイデア③ 印刷様式の最適化
kintoneで作成したアプリを利用していると、入力されたデータを整形した帳票として出力したいという状況がよくあります。
しかし、アプリ画面の項目やレイアウトのまま「レコードを印刷」メニューから印刷しようとすると、求める印刷様式にならないことが多いです。
このような場合、アプリのまま印刷することにこだわると、画面レイアウトの非合理的な変更や複雑な可視制御を組み込むことになり、開発やメンテナンス、利用者にとって煩雑なアプリになりがちです。
そこで、kintoneのアクション機能(アプリの項目内容を引き継いで他アプリの新規レコード画面を開く)を活用すると、シンプルでメンテナンス性も高い仕組みを構築できます。
具体的には、印刷専用アプリを用意し、その項目は元アプリの印刷したいものだけを設定します。そして、元アプリにアクションを追加し、元アプリから印刷専用アプリへの転記項目を設定します。
アプリ数を1つ消費することにはなりますが、業務アプリと印刷アプリを別個にすることで、合理性を維持しつつメンテナンス性も高い構成となります。