ATerコラム

2025.05.19

単位の話(dB(デシベル)とは)②

前回、音の大きさ等を表すdB(デシベル)とは、2つの物理量の「比」を表す単位と解説しました。今回は、その比によってどのように音の大きさを表すのかを解説します。音の大きさを表すのもやはり「比」になります。具体的には人間が聞き取れる最小の音(最小可聴音)を0dBと定め、それを基準に、最小可聴音の何倍の音圧※かによって、dBで表記します。前回コラムに書いた通り、物理量が1000→10と1/100になった場合は-40dBだったので、+40dBだとすると、音圧が最小可聴音の100倍の音という事になります。※ここで音圧という言葉を使いましたが、音は空気圧の振動によって発生するので、音の大きさは空気圧(音圧)によっても表す事ができます。音圧の定義等については、ここでは省略します。