2026.08.21
材質の比強度
今日は、材質の比強度についてお話します。比強度とは、密度あたりの強度を意味します。材質は一般的に、密度が低いほど強度も低い傾向がありますが、軽い割に強度が高い材質ほど、比強度が高くなります。航空機、ノートパソコンの筐体、スポーツ用品など、軽さが求められつつも強度も必要という部材には、比強度が高い材質が用いられます。しかし、密度が低いけれども強度も高いという都合のいい材質は、コストが高くなる欠点があります。下表に主な材質の密度、強度、比強度をまとめました。これによると、CFRPの比強度が突出して高い事が分かります。但しCFRPは、炭素繊維の方向には強いが、繊維の直角方向の強度は弱いという特徴を持ちます。力を加える方向によって強度が異なる性質を、異方性と呼びます。

