ATコラム

2024.11.19

IT

業務をデジタイズするときに思うのは①

デジタイズによって業務手順を新しく作り直す場合、現在の業務がそれぞれどういった背景であるか、その業務によって担保されることはなにか、ということをまずクリアにして、新しい手順となってもそれが担保されることをまずは目指す必要があります。

いまこうやっているからこのツールで実装するとこうなる、といったかたちで業務を右から左に移すだけであればあまり効果がないと言えます。

もちろん、導入するツールの機能にそれ以上の効果を期待もするし、また思いもよらないメリットが出てくることもありますが、まずは現状分析のなかで、その業務の価値や存在の意味(たとえばルールであったり、後段の業務にインプットする情報・状況だったり)を明確にする必要があります。
これは、すでにデジタイズされている業務であっても一定のタイミングで見直すことを行っても良いでしょう。5W2Hを調べるほかに、さまざまな粒度でそれが何を目的とし、何の達成が担保されているのか、という観点で情報収集することがまず第一歩と考えます。