ATコラム

2024.12.12

IT

PowerAutomateデスクトップのアイデア① メール内のURLを自動でブラウザで開く方法

業務で頻繁に届くメールに記載されているURLをブラウザで開く操作を自動化する方法をご紹介します。例えば、ファイルの授受に使われるWEB上のリポジトリなどが該当します。

ここでは、Power Automate デスクトップを使用して以下の操作を自動化します。

  • メール文内のURL検出
  • 検出したURLを使用したブラウザの起動

1. [Outlookからメールメッセージを取得]アクション

まず、処理対象のメールをタイトルや差出人などの検索条件で設定し、取得します。取得したメールは RetreivedEmails 変数(配列)に格納され、それぞれのアイテムは CurrentItem 変数に対して処理されます(ここではURLの抽出)。

2. [正規表現のエスケープテキスト]アクション

ForEach の中で、このアクションを使用してエスケープテキストを作成し、EscapedText という変数を生成します。エスケープするテキストには、メール内のURLのドメイン部分など、変動しない部分を記載すると良いでしょう。

3. [テキストの解析]アクション

CurrentItem の BodyText を、先ほど作成した EscapedText 変数で検索します。解析するテキストには %CurrentItem.BodyText% を、検索するテキストには %EscapedText%.* を設定します。合致したテキストが見つかれば、Match 変数にURL文字列が格納されます。

4. [新しいMicrosoft Edgeを起動]アクション

「初期URL」に Match 変数を設定します。これで、メールに記載されたURLをブラウザから自動で開くことができます。