PowerAutomateデスクトップのアイデア① メール内のURLを自動でブラウザで開く方法
業務で頻繁に届くメールに記載されているURLをブラウザで開く操作を自動化する方法をご紹介します。例えば、ファイルの授受に使われるWEB上のリポジトリなどが該当します。
ここでは、Power Automate デスクトップを使用して以下の操作を自動化します。
- メール文内のURL検出
- 検出したURLを使用したブラウザの起動
1. [Outlookからメールメッセージを取得]アクション
まず、処理対象のメールをタイトルや差出人などの検索条件で設定し、取得します。取得したメールは RetreivedEmails
変数(配列)に格納され、それぞれのアイテムは CurrentItem
変数に対して処理されます(ここではURLの抽出)。
2. [正規表現のエスケープテキスト]アクション
ForEach
の中で、このアクションを使用してエスケープテキストを作成し、EscapedText
という変数を生成します。エスケープするテキストには、メール内のURLのドメイン部分など、変動しない部分を記載すると良いでしょう。
3. [テキストの解析]アクション
CurrentItem
の BodyText
を、先ほど作成した EscapedText
変数で検索します。解析するテキストには %CurrentItem.BodyText%
を、検索するテキストには %EscapedText%.*
を設定します。合致したテキストが見つかれば、Match
変数にURL文字列が格納されます。
4. [新しいMicrosoft Edgeを起動]アクション
「初期URL」に Match
変数を設定します。これで、メールに記載されたURLをブラウザから自動で開くことができます。